A photobook making process, part 8

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束見本と題簽貼り:
デザイナーの伊野さんの事務所に束見本が届いた。高揚した気分でそれを見に行く。束見本とは、実際に出版される写真集の製本イメージを確認するためのもので、写真や文字の印刷部分以外が完全に再現されている。なので中身は真っ白です。束見本を実測しながら、背表紙のタイポグラフィー等に微妙な調整を施します。
そして題簽貼り(ダイセンバリ)はクロス装の表紙に、別に印刷した写真を張り込む工程を言います。その写真を切り取って束見本に置いて仕上がりをイメージしていきます。
今回の写真集は毎年自費出版している”ariphoto selection”と同サイズ(A3変形)、ハードカバーのクロス装で196ページという豪華仕様。束見本と題簽を見ると、嫌が応にも気分が盛り上がります。その反面、プレッシャーも半端無い……。今後も気を抜かずに良い本作りますので、完成の暁には是非手に取ってご覧下さい。

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