恐怖!病院へいく

苦手なものはなにと聞かれたら、即座に「病院」と答えるだろう。

妙に明るく清潔な空間。
まるで死の匂いを覆い隠すかのよう、不自然なまでピカピカに磨き上げられた壁や床。
ここ以外では見ることのない、特殊な形をしたガラスや金属の機器。
卑屈な患者達と、まるで神にでもなったかのように傲慢に振る舞う医者。(あくまでもイメージです。)
そのどれもが恐ろしい。

本日朝から、その伏魔殿、もとい病院へ行ってまいりました。
去年の交通事故で担ぎ込まれた救急病院と、それに伴う通院以外で、自発的に医者に行くのは10数年ぶりだ。あぁこわい。

以前から気になっていた、鼓膜から聞こえる「ブチブチ」という音が酷くなってきたからだ。(何とも形容しがたいですが・・。)
さっさと医者にいけと、かねてから知人に言われ続けてきたのだった。

意を決して近所の耳鼻咽喉科の扉をくぐる。
開院したばかりだというのに、既にロビーには大勢の人が座っている。
受付を済ませた僕も、妙に明るい黄色のビニールのベンチに腰掛けた。

名前を呼ばれるのを待つ間、昨年の骨折時に受けた救急病院の医者の対応を思い出し、おぞましい気持ちになってきた。

蒼白な顔色をした年の若いその医者は、僕の左手のレントゲン写真を見ながら
「折れてるね〜。」と軽く吐き捨てるように言った。続いて、その折れた指を引っ張って触診する。
「イタイ、イタイ」との僕の訴えを聞いているのか聞いていないのか、その状態で信じられない質問をしてきた。
「キミ仕事なにしてんの?、フリーター?」「・・・。」

アホらしくて押し黙る僕の顔を見て、何故だかニヤニヤしている。
なんだこれは?怒りで以て痛みを抑える作戦か?

極め付けは診察結果。要約するとこんな感じ。
「放っておいてもくっつくかもしれないけど、くっつかないかもしれない。」
「手術したら治るかもしれないけど、元のようには動かないかもしれない。」
「放っておいてくっついたとしても、元のようには動かないかもしれない。」

どないせぇっちゅーねん!
まぁその後、紆余曲折を経てちゃんとくっつきましたが。あの医者の対応はゆるすことができない。

「ありもとさーん。」
おぉ、呼ばれた。どうか良い先生でありますように!

≫続く

ほんとにこわいんだよ。

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