恐怖!病院へいく2

ここまできたら、いよいよ逃げも隠れもできない。卑屈な顔をして診察台へ座る。
こうなった以上は俎板の鯉だ。担当医は異常なほど威勢のいい年配の紳士。
もはやこの人に全てを委ねるしか選択肢はない。

「どーんなしょうじょうー。」

声がでかくて気後れする。もじもじと答える。

「耳の奥の方からブチブチと音がするんです。まばたきした時とか・・。」

全ての症状を言い終わる間もなく。

「まーいーやーっ。耳は見てみないとわかんないからねっ。」
左右の耳に、小さい漏斗のような金具を突っ込まれる。

「ナーンもないねっ。」

その後、ヘッドフォンをしての聴覚検査。検査結果のグラフを見ながら先生はこうのたまわれた。

「問題ないから心配すんなっ!」

ほんまかいなっ!

そして、僕の耳は未だブチブチ鳴っているのです。

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