流れ星公園

2000年頃、流れ星公園という名の作品をつくった。
もちろん僕が勝手に命名した公園ではあるが、やはりモデルがある。
新宿は歌舞伎町の裏手にある「大久保公園」がそうだ。
当時この公園は、様々な人種の戯れの場であった。
韓国人のオカマ、フィリピン人やタイ人など黒髪の娼婦、ロシア人やコロンビア人の金髪の娼婦も。
マレーシア人でオカマのリリィさん、沖縄から来た家出少年の金城くん、娼婦を束ねているよくしゃべる姐さん。
美しい人たちの中、僕は朝が来るまで夢中で写真を撮っていた。

しかしそんな幸せな時間は長くは続かない。
外国人娼婦の一斉摘発などを経て、しばらくするとその公園には柵が作られ、やがて完全に閉鎖された。
誰もいなくなった公園を横目に、寂しく歩く日々。

そして今日、数年ぶりに公園が開放されていたのでさっそく入ってみた。
ホームレスが集まって宴会していた砂場も、アルメニア人のダンサーが座っていたブランコも、韓国人の青年達がバスケットをしていたバックボードも全てなくなっている公園。
18時を過ぎると再び閉鎖される味気ない公園。
魅力的な彼等がいなくなって、かわりに多くなったのは路上喫煙禁止のおじさんと、路上駐輪禁止のおじさんと、清掃おじさんと、職務質問を繰り返す警察官とホスト。

街から刺激が少なくなったなどと嘆く事なく、変わり続ける様を見続けよう。


はじめて話したアルメニアン


韓国人オカマと鈴のオジサン


青くなってきたヒゲを隠そうと、扇子を拡げるオカマとタイ人の娼婦

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