寒の戻り、逆風

展覧会も終盤になると、自身の写真をかなり客観的に見れるようになってくる。
そして、今の自分に足りないところを現実のものとして感じるようになる。
とどのつまり、僕にとって展覧会(とくにこのような連続展の場合)とは、自分自身の反省点を見付けるためのものと言っても過言でないようだ。

今回の展示は、今年に入ってから撮り下ろしたもので、場所も新宿に限られている。
撮影時間の短さと、撮影場所の狭さが全面的に前へ出ている展示となってしまった。
なんだか会場が狭くなってしまったような錯覚さえおぼえます。

ポートレートだけにこだわらず、様々なものをとらえようと撮影時もプリント時にも思っていたし、実際そうはなったと思う。
しかし、それらの思惑が先述の時間的、場所的制限を越える事ができなかったようだ。
数日前の日記と真逆の事書いているようだが、そこが写真の不思議。見えてくるものが一元的ではないのです。
とにかく、アイディアも気合いもまだまだ足りない。

しかし、もちろんよかった点もある。
街中で人に話しかける声が以前より大きくなった。
そして、撮影する事が今まで以上に楽しくなった。

今回の展示、あと3日残してはいますが、頭の中は次の展示の事でいっぱいです。
夏前にはやりたいと思っていますのでお楽しみを。

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