Wish you are here

よく晴れた日曜日、ちょっと思うことあって立川へ。
吉祥寺駅、中央線のホーム、いつもとは反対側の電車に乗る。
突然、ある人に無性に会いたくなったんだ。クヨクヨと思い悩んだ時とか、未知なる価値観で僕をいつも驚かせてくれる人。そんな彼と話しをしたくなった。
しかし彼は住所不定、携帯電話なんかも持ってはいない。立川駅周辺を小一時間ウロウロと探しまわるが、ひとりの人間、そう簡単に出会えるわけもない。
どうやら今日は縁がなかったようだ。 しかしせっかくここまで来たわけだし、撮影がてら歩き回ることにした。
日曜日ということもあって駅前は人で溢れているが、少し歩くとすぐ住宅街になってすれ違う人もほとんどいない。強い日差しに干された町には生気が感じられない。こんな一節が頭をよぎる。

知らない町へ行ってみたい、だがどの町も同じにみえる。
古い町には古くからの人がいて、新しい町も二ヶ月で古く感じる
子供たちの眼にはすでに死が宿っている。
「老人の死」/アファラシュフ

音のない町をぬけ、ゆるやかな坂道をずっと下ってゆくと多摩川にでた。遮蔽物がなくなった途端、冷たい風が容赦無くゴウゴウと吹きつける。もう春だというのに往生際が悪くてみっともないぞ。
その風に抗うようにして、自転車乗りがビュンビュンと走り去る。ご苦労さん。

桜の花が咲いた頃、また探しにきますね。再び出会えたなら是非、桜吹雪の中で写真を撮りましょう。

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