濡れた女の濡れたネガ

先日とはうってかわって朝から雨降り。僕は根性がないので雨の日は自転車には乗らない。電車にゆられてギャラリーまで。
今日は撮影に出かける予定だったんだが、雨の中の撮影は大嫌いだ。天気読みをしながらギャラリー内で麻子さんと喋る。写真の話しが大好きだ。三時頃、天気が快方へ向かった。意気揚々と出かけるがしばらくするとまたシトシト。
雨宿りついで、新宿ビックカメラを探検することに。普段の買い物はヨドバシカメラで済ませるので、ビックカメラ店内をよくよく見渡した事はなかった。最上階からワンフロアーごとに見て歩く。
電気屋?なのに自転車売り場があるのには驚いた。ちょっと覗いてみると、イタリアの高級パーツメーカーCAMPAGNOLO社製のグループセットまで売っているではないですか!一体誰がここでこれを購入するのだ!?
それよりももっと驚いたのが、フイルム売り場の狭さ。よっぽど探さないと見付からないような隅っこに、申し訳なさそうに陳列されている。僕が常用している現像液「HC-110」なんて明らかに劣化して変色しているぞ。一般のニーズに対応するとなると、メーカーサイドはこの波に逆らえないのだろう。まあ仕方ない。
そんな現状に打ちのめされながらも帰宅後にはフイルム現像がまっている。風呂場の天井から吊るされた、水の滴るネガを見るのが大好きだ。本当にセクシーだと思う。この素敵なフイルムでもって、いつまで撮影出来るかは僕には知る由もない。しかしそれが現存するうちに出来るだけ多くのネガを残してゆきたいと切に思う。
今まで以上にフイルム消費しまくります。

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