写真重たい

梅雨明けたんかいな?と思わす晴れの日曜日。本日は写真家の渡部さとる氏の主催するワークショップに参加させていただいた。「ビューイング」と題して、オリジナルプリントをお見せするという内容だ。
最近はすっかり〈ギャラリー引きこもり系写真家〉となっていたので、〈ゲスト〉という形でのおよばれは久々。否が応にも気合いが入る。
昨日までに写真をセレクトしたのだが、カバンに詰めた写真は全紙と大四ツあわせて400枚にも。ミニマムなセレクトにした方が効果的なのだろうが、承知の上でそれができないうっとうしい性分。持ち上げることもままならないデカいカバンをタクシーに放り込み、一路氏の事務所のある江古田まで。
扉を開けると広く明るい事務所には多くの参加者が集まっていて、あちらこちらで写真談義をしている。氏の蔵書も見たい放題。なんとまあよい環境でしょう。

時間となって場所を隣の公民館に移しビューイング開始。長机に並べた写真を、多くの参加者が順繰り移動しながら見てくれる。ときおり質疑応答を交えながら、撮影年代を辿って次々と写真を並び替える。
二時間かかって全ての写真を見せ終えた時には、自分で自分の写真にあたってしまうほどだった。参加者のみなさんには苦行を強いたかたちになってしまったが、それで満足いただけたかが気になるところ。ゆっくり時間をかけて反芻していただけましたら幸いです。

終了後は作品と共にギャラリーへ戻り、本日最終日だった福山えみ嬢の搬出作業。
そして明日よりTOTEM POLE PHOTO GALLERYは、設備メンテナンスの為一週間の休廊を頂きます。次回展は6月24日(火)よりの下平竜矢写真展「遠景その二 LICHT」となります。お間違いございませぬように。

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