けんかきらい

本日の東京は猛暑日。
こうも暑いと街ゆく人もしかめっ面だし、なんとなくみんなイライラしているように感じます。
僕はといえば、夏バテ対策に夏野菜中心の食生活、早寝早起きとこまめな水分摂取を心掛けていいます。その効果もあり今日も元気に街歩き。

日が少し傾いてきた頃、立ち食いソバで遅い昼食。食券を店員さんに渡して店内をみると、なにやら二人の男が言い合っていた。そして運悪くその二人の間のテーブルしか空いていない。悪い予感だ。

僕を挟んでなお、二人は言い争いを続け、徐々に語気を強めていく。右から左から罵詈雑言が飛び交う。落ち着いてメシも食えやしない。いつかおさまるだろうと希望的観測をしながらソバを啜っていたが、予想も虚しくやがて取っ組み合いとなった。
またかと諦め気分で箸を置き、仲裁に入る。すると酔いが覚めたのか、一人はおとなしく店を出た。しかしもう一人のオッサンの怒りは収まらない、辺りの客に向かって誰彼構わずわめきちらしだす始末。そこに店員さんのひとこと「ケンカなら外でやれ!」オッサンの怒りの矛先はその店員さんに向けられることとなる。
売り言葉に買い言葉が繰り返され、オッサンと店員さんは肩を怒らせながら二人して表へ出て行った。これでようやくゆっくり食事ができます。
というわけにもいかず、様子が気になり僕も表へ。
店を出て角を曲がるとすぐに「ガシャーン」とガラスの砕ける音が聞こえた。「うわっ、血ぃ出てますやん!」こりゃいかんとカメラを路上の脇に置いてから、本格的に仲裁にに入る。

その後、てんやわんや。

冷静さを欠いたオッサンは総じて捨て台詞を吐くものです。それはケンカ相手にだろうと、仲裁に入った写真家に向けてだろうと関係無いようで。

それでは本日の捨て台詞をお送りいたします。

「マッカーサーがナンボのもんじゃい!、俺のオヤジは陸軍中佐じゃ〜!」

お気に入りのTシャツに返り血浴びて、結局僕まで不機嫌となりました。

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