ON THE POOL SIDE 2008年9月1日 休廊日。 プールサイドに仰向けになり、頭の後ろに腕を組み、空を見上げる。 聞こえてくるのは始業式を終えたばかりの小学生の奇声と、やかましく鳴く蝉の声。 しかしそれら、鼓膜にこそ感じているが、意識までは入り込まない。 眼前に広がる紺碧の深い空、立ちのぼる分厚い雲、僕の撮る写真と違って粒子がなく、つるりとしていて実体が感じられない。 感じるのは視神経の飛蚊と、微風が撫でる脇毛の存在。 そしてその静寂を切り裂く強烈なゲリバラ! 明日から展覧会も折り返しの二週目です。