うちのROLLEI FLEXの2.8E3、ほとんど使用しなかった理由は、レンズのコーティングがボロボロで、紗を掛けたような写りしかしてくれないから。
しかし製造年こそ古いものの、機械的には複数台所有するROLLEI FLEXのなかでもすこぶる調子よく、シャッターフィーリングなどは一番のお気に入りだった。
このまま防湿庫の肥にするのも勿体ないと思い門を叩いたのが北新宿にある「山崎光学写真レンズ研究所」。
二週間経って修理が完了したとの連絡をいただき、本日引き取りに伺ってまいりました。
そこに待っていたのは、見違えるようにピカピカにしてもらったSchneider Xenotar装着のE3。
古いカメラを愛用する身としましては、このような匠の存在はこの上なくありがたいです。
E3の奥に見えるのはレンズコーティング用の真空蒸着炉。
整然と並べられたレンズ研磨用のお椀。各レンズから型取った鋳鉄で作られている。