菊地将人写真展「SCHULD」

2011.02.10(thur) – 02.15(tue)@Galerie JUILLET

「SCHULD」
一昨年の冬、旅の途中にテレジーンという町に立ち寄った。そこで出会った一枚の写真 -中心には妻と娘と共に微笑む父親の姿があった。ある一家の休日を写したその写真は幸せに満ち溢れていた。
テレジーンは先の大戦時に通過収容所が置かれた町。塀の中では逃亡に対する見せしめ、看守や所長による虐待などで多くの悲劇が生まれた。特に子供の犠牲が多かったこの収容所からはソ連軍による解放後、その子供達によって描かれた絵が大量に発見されている。その多くは当時の世相を反映した、ユダヤ差別を物語る内容だった。
彼等の遺品と共に残されていた所長の家族写真。その一枚は今までの認識を大きく変えるものだった。

菊地将人 (Kikuchi Masato)
1990年生まれ 東京都出身

五人目は菊地将人くん。
卒業制作の審査でも物議を醸した作品。全編が様々な資料の複写で構成された作品です。
「はたしてこれは写真作品なのか?」と言う点で、色々な意見があることと思います。
ただしかし、彼のチェコでの体験から生じた感覚を具体的に表そうとした時、最良の方法を選択したということは確かである。
ちなみにタイトルの「SCHULD」はドイツ語で「責任がある」との意味です。

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