祝!えこたん!!

ほとんどの方が既にご存知だと思いますが、友人の下薗詠子さんが第36回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。

彼女との出会いは十数年も前の事。まだ十代の写真学生だった当時の彼女。その写真を初めて見た時の衝撃を今もはっきりと覚えている。
千の言葉を並べてもその時の気持ちは言い表せないが、写真を撮る者としての激しい嫉妬と共に、その写真をそばに置いていつまでも眺めていたいという欲求に駆られたものでした。

数年後、上京した彼女とともにたくさんの時間を過ごし、たくさんの話をした。夢のなかのはなし、神さまのはなし、写真のはなし。
そして共有した時間の中で彼女の創作現場に立ち会うたびに、ひとつの危惧が頭をよぎる。
「この人は、このまま死んでしまうのではないか?」
ついそんなことを思ってしまうほど、模倣できぬ必死さで、命を削るかのように創作にのめり込んでいた彼女。

当然今は、彼女の受賞に対して下手な嫉妬なぞ起こるはずもない。
誉れある受賞もさることながら、えこたんがいまを生き、笑顔でいることが何よりも嬉しい。

TPPGでの展示の様子
実はこの写真も

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