奥尻島 1993

北海道南西沖地震発生の直後、自分でも識別不能の幼い使命感に駆られ、衝動的に訪れた奥尻島の写真。写真学生時代の出来事です。

煤の匂いの立ち込める中、瓦礫を踏み分け歩く。半日かかって島の南端に到着。そこで目にしたのは辺り一面焼け野原と化した集落だった。
小高い丘の上に立ち、その光景をファインダーに映したとき溢れでた感情は、今も僕の行動の指針となっている。

災害の記憶を忘れないために、当時の写真を見返してみる。

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