版权所有 © 2014 山本敬一 版权所有.
「街」とは様々な人が集まることで形成されている。そしてその人達が持ち込むそれぞれの個性や地域性、宗教などによりその特色を成してゆく。
私の育った豊田市。この街では自動車産業を中心として世界中から人間が集まって来る。経済に左右されながら、多くの人々が往還してゆく。
幼い頃より見ていた風景から大きな変化はないものの、細かなところは少しずつ変化している。その事に気がついたのはこの街を出てからのことだった。都会での急激な変化を体感し、その速さに圧倒される中、この街の微細な変化や特徴に気付くことができた。
現在もなお、この街の表情は緩やかに変化している。そしてその変化を私は見てゆく。
車とアスファルトが、山と川の間を走り抜けていく。山本,k。 / 山本敬一
1984 愛知県生まれ
东京视觉艺术图片部门报名参加
来週から二週に分けて、ゼミ生の個展がTPPGにて開催されます。まずは2月25日(火)〜3月2日(日)の会期で開催の山本圭一くんの展示を紹介させていただきます。
一年ほど前のこと、彼が現在のテーマを4×5インチのカラーネガで制作したいと言い出した時、僕は思わず制止してしまいました。その理由としては、大判カメラは決して扱いやすい機材ではないし、カラーネガでの撮影は金銭的にも厳しいものがあり完遂は難しいと判断したからです。それに何より気に掛かったのは、過去にそのような作業をやり切れた学生がほとんどいなかったという事です。
しかし彼は僕の進言も聞かずに作業を始め、日々の撮影を繰り返し、毎週のように新作のプリントを見せてくれました。そのプリントを見るうちに、自分自身が過去の事例に縛られ過ぎて、学生たちのやる気や自由な発想に制限を設けてしまっていたと悔恨の念にかられました。今後は彼の作品をよい事例として、学生たちの意欲と可能性に疑いを持たず、向上心を触発してゆきたいと思います。
品格のある作品、タイプCプリントのクォリティも見ものです。新しい写真家のデビュー作をお見逃しなく!