18 years later写真を始めたばかりの頃のこと。日本全国をめぐる撮影旅行のさなか、携帯していたラジオから北海道南西沖地震の一報を聞いた。取り乱して声を荒げるアナウンサー。小さなスピーカーから聞こえるその音声は、平穏な日常が崩れていくさまを想起させた。耳をそばだてて注意深くニュースを聞く。次第に沸き起こる幼い使命感は、やがて僕を奥尻島へと向かわせたのだった。
煤の匂いの立ち込める集落跡を瓦礫を踏み分けながら歩いた、あの時の体験は今も僕の記憶の奥深くに染み付いている。
それから五年後の1998年、奥尻島では完全復興宣言がなされたのだが、僕にとってのこの島は、今日までずっと「瓦礫の島」という印象だった。だがしかし、長い時間を掛けてでも必ず復興が成し遂げられるということをこの目で確認し、「瓦礫の島」の印象を今回の訪問で払拭したかったのだ。そして東日本大震災の被災地の、その未来の姿を想像したかったという思いもある。
天の災いは一瞬にして私たちから多くのものを奪い去ってゆく。しかし人々の営みは潰えることなく、変化しつつも次の世代に受け継がれてゆく。
写真展は既に終了いたしましたが、タムロンの60周年スペシャルサイト「Eternity at a Moment」のほうでは作品公開中です。
flickrにアップしてある18年前の奥尻島の写真と合わせて見ていただければと思います。
・Eternity at a Moment ≫ 18 years later
・flickr ≫ Okushiri 1993-1994
僕自身の東京での初個展の会場となったGuardian Garden。
当時から場所こそは移転したのだが、思い出のギャラリーであることには変わりがない。
上京してすぐの頃はギャラリーを通じて撮影の仕事をもらったりしたし、講師の仕事をするようになってからも教え子の個展での我侭な展示プランをきいてくれたりと、なにかとお世話になっている。搬入の際や展示の前後のスッタフ皆さんの献身的な後ろ盾にも本当に感謝している。
そして何人もの教え子たちが、このギャラリーでの展示をきっかけに写真家として成長していった。
恩返しというにはおこがましいが、その思い出のギャラリーからの依頼で、ポートフォリオレビューをおこないました。
当日は午前中から高校生の写真部員の作品を40人ぶん講評するという激務があり、ギャラリーについた時点で既にクタクタになっていたのだが、会場でひとりひとりのポートフォリオに目を通して作者と質疑応答しているうちに、徐々に元気が漲ってくる。
今回は審査というわけでもないので、リラックスした雰囲気の中でポートフォリオを拝見しながら、目の前の作者から制作意図などを聞く。ひとりあたり15分という時間はあっという間に過ぎてゆく。途中休憩を挟んで、三時間ほどで10人の作品を見て話をしたのだが、本当に疲れるどころか沢山の元気を頂くことができた。
それほどまでに、若い作者が作品に込めた力と真摯な姿勢はポジティブなエネルギーに満ちているのだ。これから作品の完成度をより高めて、個展などで多くの人にその元気を伝播させていって欲しい。そしてまたいつか、みなさんと、みなさんの作品と再会したいと切に願います。
作品を見せてくれたみなさんと、Guardian Gardenに感謝!
レビュー終了後、ディレクターの菅沼さんと黒坂さんと会食。ここでも話は弾み、気が付くと深夜になっていた。久々にタクシーで帰宅。
本日、トーテムポールフォトギャラリーメンバースライドショー「101010」が終了しました。
ご来場いただきましたみなさま、まことにありがとうございます。
昨年のスライドショーはあいにくの荒天で、予定を変更して屋内上映となったので、ギャラリーとしては今回が初の野外上映となりました。
本日「体育の日」は晴れの特異日ということで、天候にも恵まれ、気持よくイベントを行うことが出来ました。
何よりも、予想以上に多くのお客さんに来ていただけた事が嬉しかったです!
意外とうるさい車の音などの不確定要素もありましたが、そこは野外イベントの醍醐味ということでご理解いただければと思います。
今後もギャラリーを飛び出してのイベントを積極的に行ってゆきたいです。
※ギャラリーメンバーのジョンのブログに今回のスライドショーの詳しい様子がアップされています。当日の雰囲気をお楽しみください。
本日、タムロン主催のトークショー終了いたしました。ご来場いただきましたみなさま、まことにありがとうございます。
自分としては話したいことはだいたい話せたし、中藤さんの撮影話も聞けたのでとても楽しめました。
もう少し時間があれば質疑応答もしたかったですが、やや一方的になってしまったのが残念。
展示の方は明後日11日まで開催しておりますので、ご高覧いただけましたら幸いです。
そして明日は、トーテムポールフォトギャラリーのメンバーによるスライドショー「101010」を催します。
今回のタイトルは、10月10日に10名の作品を上映することから。トーテムポールは5名の新規メンバーが加入したことにより、全員で10名の写真家が所属することとりました。新メンバーの紹介も兼ねて、全員の作品を一挙に見ていただきたく今回の上映を企画しました。また、普段のギャラリーの壁面を飾ざる作品との違いなどもお楽しみいただければと思います。
今晩は小雨が降っていますが、明日はぜひ晴れて欲しいです!
明日の上映プログラムや詳細は以下の通り。
① 関口直樹「THIS WORLD,slide show.」デジタル上映 カラー作品 約5分
② 下平竜矢「一日 -The Historic Future-」デジタル上映 モノクロ作品 約9分
③ 新名安奈「とう き ょう」デジタル上映 カラー作品 約6分
④ 松木もも子「深奥の中へ」デジタル上映 モノクロ作品 約5分
⑤ John Sypal「Digital礼讃」デジタル上映 カラー作品 約5分
⑥ 比留間達朗「セリフ」デジタル上映 カラー作品 約6分
⑦ 大久保恵「雨が路上に染み込むように」デジタル上映 モノクロ作品 約5分
⑧ 菱沼勇夫「はじまりのまえに」デジタル上映 カラー作品 約6分
⑨ 有元伸也「18 years later」デジタル上映 カラー・モノクロ作品 約12分
⑩ 福山えみ「Night on the planet」スライド上映 カラー作品 約7分
会場:みょうが坂児童遊園(トーテムポールフォトギャラリー向いの公園) 雨天の場合はギャラリー内にて開催致します。
住所:東京都新宿区四谷四丁目22
日時:10月10日(月・祝)18時00より、予約不問・入場無料
TEL/FAX : 03-3341-9341
E-MAIL : info@tppg.jp
URL : http://tppg.jp
会場への地図はこちら→Google Map
先月開催した写真展「ariphoto 2011 vol.2」より新作10点をアップしました。
Shinya ARIMOTO Websiteより御覧ください。
過去の未発表作なども flickr のほうで定期的にアップ中。こちらもよろしくです。
本日は小雨降るなか、タムロンの60周年記念企画『-Eternity at a Moment- 写真家60人の「瞬間と永遠」 』の展覧会のレセプションパーティーと内覧会にいってきました。
そうそうたる顔ぶれの展示であることは言わずもがな、3331 Arts Chiyodaの贅沢なスペースのなかで展示できることを光栄に思いました。僕の出品作品は二点だけですが、会場全体の雰囲気含め、ご高覧いただけましたら幸いです。
トークショーのほうも是非ご来場下さい!
・Eternity at a Moment ≫ http://www.tamron60.com/
・3331 Arts Chiyoda ≫ http://www.3331.jp/
・トークショーのお申し込み ≫ http://run-produce.jp/tamron60/
10月9日から11日までの3日間、色々なイベントに参加いたします。
金木犀の香りが漂い、おでかけにはよい気候になりました。多くの方にご来場いただけましたら幸いです。
□10月9日(日) 17:00 – 18:30
僕も参加しているタムロン60周年特別企画、Eternity at a Moment 写真家60人の「瞬間と永遠」の展示にあわせまして、写真家の中藤毅彦さんとご一緒にトークショーをおこないます。中藤さんは今回撮影された中国の大連について、僕は18年ぶりに訪れた北海道の奥尻島について、それぞれの「瞬間と永遠」を語ります。こちらのイベントは事前予約が必要となりますのであしからず。
ご予約はこちらからどうぞ ≫ http://run-produce.jp/tamron60/
会場 3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー ≫ http://www.3331.jp/
□10月10日(月・祝) 18:00 – 20:00
TOTEM POLE PHOTO GALLERYのメンバーによるスライドショーに参加いたします。
場所はギャラリーの前にある、みょうが坂児童遊園。予約不要・入場無料です。当日はギャラリースペースも開いておりますので、始まるまでそちらでの展示をお楽しみください。
屋外でのイベントの為、羽織るものなどご用意いただければと思います。
なお雨天の場合はギャラリースペースにての上映となります。
□10月11日(火)19:10 – 21:40
ガーディアン・ガーデンにて開催されるポートフォリオレビューにレビュアーとして参加いたします。
レビュアーは僕と、アートプロデューサーで東京工芸大学芸術学部教授の吉野弘章氏となります。
応募の方は既に終了いたしましたが、入場や見学は自由だそうなので、お気軽にお越しください。
≫ http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_wall_ph_201109/gg_wall_ph_201109.html
しつこく続いた残暑もようやく終息し、ここ数日はすっかり涼しくなった。撮影目的で街に出るならば、いくら暑くても寒くても一向に構わないのだが、写真展巡りなどにはやはり過ごしやすい季節が最適です。
そんなこんなで芸術の秋を満喫しています。先日までに近隣ギャラリー以外にも
・レオ・ルビンファイン 写真展「傷ついた街」国立近代美術館
・蔵 真墨 写真展「蔵のお伊勢参り、其の七!京都・大阪」 ZEIT-FOTO SALON
・1_WALL展 GUARDIAN GARDEN
・橋口 譲二 写真展「Hof ベルリンの記憶」銀座ニコンサロン
・松原 豊 写真展「村の記憶」新宿ニコンサロン
・トヨダヒトシ 映像日記/スライドショー「黒い月」CCAAアートプラザ
などを見た。そして秋晴れの本日は早い時間から家を出て
・TOKYO PHOTO 2011 東京ミッドタウン
・鬼海弘雄写真展「東京ポートレイト」東京都写真美術館
・江成常夫写真展「昭和史のかたち」東京都写真美術館
・渡部さとる主宰 Workshop2B 写真展 Gallery LE DECO
と、展覧会をハシゴ。昼食をとるのもすっかり忘れるぐらいに集中して各展示を見ることができた。
上記の展示のほとんどの会場で、作者やギャラリー関係者とたっぷりお話しすることが出来て、充実した展覧会巡りでした。