Lucanus maculifemoratus

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深夜の高尾山で捕獲したミヤマクワガタさん。
甲虫類である彼等が飛翔可能である事実など、幼少の頃から周知であったはずではあるが、一連の動作を改めて観察してみるとその奇妙さに驚きを隠せない。ピッタリと閉じた鞘翅が正中線からゆっくり開き、その中に折り畳まれた薄くて広い後翅がせり出す。そして助走も無く、ブィィィィンと空気を震わせながら、ほぼ垂直に飛び立ってゆく。
この東京に暮らす生物同士でありながら、形態も生態も我々人類とかけ離れ過ぎている。そんな当たり前の事実にちょっと感動した一夜でした。

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