街の火

新宿パトロール中に、三丁目のギャラリー「galeria Q」へ。本日のお目当ては星玄人さんの写真展「街の火」。
星さんとはそんなに親しいわけでもないのだが、毎回僕の写真展に足を運んでくれてありがたく思っているのです。共通の友人(被写体)もいて同世代、気になる写真家のひとりである。
その星さんが写真集を出版された。同名の写真展も開催中ということで、是非とも直接本人から写真集を購入しようと思っていたのである。
狭い階段を上って、雑居ビルの一室の会場へ。扉をくぐると、既に数名の友人が祝福に駆けつけていて賑やかな雰囲気。ほんの少し言葉を交わした後に写真集を購入。そそくさと会場を後にする。
そして近くの喫茶店に入ってゆっくりとページをめくる。写真を見終わった後、著者によるテキストを読んでさらに始めから写真を見る。それを何度もくり返す。
どれだけ時間が過ぎただろうか、荒々しくも優しいしモノクロ写真にすっかり引き込まれていた。
WEEGEEの写真を初めて目にしたとき、その事件性の衝撃の奥から滲み出る、彼の人間に対する深遠なる洞察眼に打ちのめされたものだった。久方ぶりにその時の感覚がよみがえる。
人間の所業は、かくも愚かで愛おしい。
熱い塊を受け取った気分だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。