写真展「Tokyo Debugger 2019」終了しました。会期中ご来場いただきました皆様、オリジナルプリントや写真集をお買い上げ頂きました皆様、差し入れくださいました皆様、誠にありがとうございます。
今回は私自身の展示としては八ヶ月ぶり、TPPGでの展示に至っては実に一年半以上ぶりとなりました。ご周知のとおり、その間に新型コロナウイルスの蔓延や、緊急事態宣言の発出による休業などを挟んでおり、TPPGとしても換気や消毒などの感染拡大防止対策を行っての営業となっています。現在、今回の展示と同タイトルの写真集を制作中で、本来ならそれが完成してから展示を行いたかったのですが、件のコロナの影響でTPPGの展覧会スケジュールにもキャンセルが続出しており、急遽今回の展示と相成りました。
ギャラリー休業中も郵便物の確認やトイレの水洗などで何度かギャラリーを訪れていたのですが、灯りのともっていない壁面に、寂しく佇む作品を見るのは辛いものがありました。そんなこともあり、たとえスケジュールにキャンセルが発生したとしても、休業するのには強い抵抗があったのです。
会期中にも都内の感染者数は増え続け、いつ休業要請が出るかビクビクすることもありましたが、幸いにも来場者数はコロナ以前までに回復していて、まことにありがたい限りです。自身の運営するギャラリーで、自作を前に来場者とお話しできることが、こんなに嬉しく充実した時間だったということを再確認できる、そんな展示となりました。来場していただいた皆様には、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました！
会場内に置いていた新作写真集のダミーブックも概ね好評で、会期中に束見本も仕上がってきた。これより本格的な印刷工程に入っていきます。完成した暁にはぜひ手にとってご覧いただきたいです。