コロナな師走

全く予定が立てられなかった2020年。10月の展示がキャンセルになったり、11月に予定していた展示が来年2月に変更したり、8月と11月には予定していなかった別の展示が急遽入ったり、海外での撮影の予定が当然のようにキャンセルになったり、そしてまた来年2月の展示が1月に変更したり……。
そして、これも新型コロナの影響か?国内の印画紙の在庫が枯渇しているようで全然手に入らない! この現象は何も今年に始まったことではないのだが、例年より酷い状況だ。約二週間にわたり方々捜索したのだが、国内の在庫は全く無いようだ。頼みの綱のB&Hも納期が6-10週間となっている。印画紙届いた頃には展示始まってるわ! それでイギリスのILFORD社の倉庫に二本だけあったロール印画紙を、急遽航空便で送ってもらう手配をする。運賃が上乗せされた価格になってしまったが、常用印画紙を使用して展示するためには仕方の無い出費だ。先週末に暗室に篭り、どうにか締め切りまでに3カット完成することができた。なかなかスリリングな時間との戦いでした。画像は額装待ちのロールプリント。来年1月14日から、六本木のZEN FOTO GALLERYにてお披露目いたします。
印画紙の入手にあたり、ご尽力いただきました大阪のLime Light Galleryのオーナーの兒嶌さんに感謝申し上げます。
僧侶も走るが、写真家も走る、そんな師走の一幕でした。

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