“Tokyo Strut” 刊行記念展終了しました

昨日をもちまして、ZEN FOTO GALLERYでの「TOKYO STRUT」刊行記念展が終了しました。ご来場いただいたみなさま、オリジナルプリントや写真集をお買い上げいただきましたみなさま、誠にありがとうございます。
ここに掲載した会場写真のとおり、今回の展示はいつもの額装の展示方法とは違い、ロール印画紙を使用したプリントを会場全体に張り巡らせたインスタレーション展となった。この展示方法にした主だった理由としては、別の投稿でも書いたが都内二ヶ所での同時開催だったということ。もう一方の日本橋高島屋での展示はいつも通りの額装での展示だったので、それとの差をつけたかったから。しかし理由はそれだけでなく、これはむしろ直感的なものだが、ZEN FOTO GALLERYでの打ち合わせの際に会場を見渡して「この空間に自身が撮影時に体感しているような街の臨場感を再現したいな」と思い付いたからだ。その思いつきを実現するに当たり暗室でのプリント作業、材料の吟味やテスト、搬入作業に至るまで初めてのことが多く、それなりに苦労はあったのだが、概ね上手く展示できたと思う。もちろん多少の反省点もあるが、それは次回以降の展示に生かしていければと思う。なんにせよ、新しい展示方法に挑戦したことにより自身の表現の幅が広がったわけだし、よい収穫として受け止めたい。

両会場での展示についてのコラムをTPPGメンバーであり友人でもあるJohn Sypalが “Photo & Culture, Tokyo” に寄稿してくれました。こちらについてもご一読いただけましたら幸いです。

Shinya Arimoto “Tokyo Strut” & “Tokyo Circulation/Tokyo Strut” 有元伸也 写真展二箇所同時開催

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