エーテル

終日展覧会場にいて穏やかな時間。
搬入までの怒濤の日々が嘘のよう。
壁にかけられた写真について来場者と話していると、
写真が自分の手を離れて、そこにモノとして存在している実感を得る。
そして、それらがいとおしく思える。
写真達には、鎮座しながらの旅を楽しんでほしい。

この場所を持てたことを喜びながら、空間を満たすエーテルに酔う。

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