小雨の中、大全紙の印画紙を小脇に抱えて、LOTUS ROOT GALLERYからGallery Niepceまで路地を散歩。
先日より開催されている中藤さんの新作展を見に行く為なのだが、もう一つ別の目的がある。
かねてより提案していたプリントトレードだ。
中藤さんからは既に完成したとの連絡をいただいていたのだが、僕がプリントを仕上げるのにずいぶん時間がかかってしまった。そしてようやく本日の実現となった。
たった一枚のプリントを焼くだけだと思われるかもしれないが、これは片手間に出来る事でもない。集中してゆっくりと暗室作業に没頭できる時間がなかなか作れなかったのだ。
でも時間をかけた事によって、満足いくプリントを仕上げる事ができた。
キンモクセイの香りを嗅ぎながら路地を歩くと、ものの五分でNiepceに到着。
ギャラリーの壁中に張り巡らされた横浜の写真を堪能していると、中藤さんがOFFICEからプリントを持って来てくれた。BERGGER社製の印画紙に丁寧に焼かれたキューバのあの写真。眺めているだけで涎が垂れそうになる。
もちろん僕のプリントも中藤さんにお渡しする。
そしてテーブルに二枚のプリントを並べて、しばらく二人でニヤニヤ。
単純に「写真好き」でよかったなぁと思える瞬間です。
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PASS:
プリントトレード…ですか^^
この世界に首を突っ込んでから、全てが驚きと楽しみの連続ですが、
こういう慣習?があるのは初めて聞きました。
僕がいた画家の世界にはあまりない事なので、
より新鮮に感じます^^
僕のはデジばかりなのですが、最近
「焼いてみたい(単にプリンタで出力するだけですけど)衝動」
に駆られるのも幾つか出て来ました^^
誰の目で見ても同じ色に見えるのは、紙焼きの好さですね。