バライタ紙のフラットニング

下の記事の画像のように、僕はバライタ印画紙を吊り下げて自然乾燥しています。
網棚などで乾燥させるよりも少ないスペースでたくさんの印画紙を乾燥できるし、スクィーズの手間も省けるので便利。
しかし当然、乾燥完了後には激しくカーリングしてしまいます。
ドライマウントプレス機は所有していないので、それを使用しないでフラットニングを行います。
その手順は以下のようなもの。

① 浴室で乾燥しているので、カリカリに乾燥した後、閉め切った状態で温水シャワーを5分程行い浴室内に湯気を充満させる。
② 印画紙が程よく湿度を含み、柔らかくなった状態で取り込む。
③ 乳剤面同士を合わせて積み重ね、表面がくっつかないのを確認してから軽くプレスをかける。
④ ある程度の平面性が確保され、完全に乾燥したら印画紙のパッケージ(ILFORDの10枚入り)に戻す。
⑤ パッケージごと、押し入れの布団の下に入れる。
⑥ そのまま一週間ほど放置。

これで完成。ドライマウントプレスをかけるよりも真っ直ぐになるはずです。
しかしあくまでもオリジナル、自己責任でお試し下され(殺菌の為にも、アーカイバル処理にはドライマウントプレス機による加熱をお勧めします)。

バライタ

One thought on “バライタ紙のフラットニング

  • SECRET: 1
    PASS:
    ご無沙汰しています。
    フラットニング、こんな方法があるのですね。
    最近モノクロ暗室の機会もあり、時間の関係でフラットニングを諦めているのですが、参考にさせていただきますね。

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