Taichung 2018 #3

National Taiwan Museum of Fine Arts:
トークショーを終え、施設内にあるレストランで昼食を摂った後、オープニングセレモニーが始まるまでの2時間ほどは自由時間となった。市街地を散策できるまでの空き時間でもないので、展示室を含めた美術館内の施設を見て回る。途中、喫煙のために施設外に出て再度入場した際に気付いたのだが、国内のほとんどの美術館にある〈アレ〉が見当たらない……。アレ?あれ? そう、チケット販売所や入館ゲートがどこにも無いのです。なんとここ「国立台湾美術館」は館内に20以上もある展示室の全てが無料で観覧できるのです!(最初に入場した際は担当学芸員と一緒だったので気付かなかった)。その事実を知って改めて館内を見渡すと、若い人のグループやカップル達、親子連れなどが多く目につく。貧乏美術学生は勉強のため、若いカップルはデートコースとして、また近隣の人々は涼を求めて、たくさんの人々が肩肘張らずに美術館を利用している様子です。芸術美術に関心ある人も、またそうで無い人も、目的はさまざまだろうが、憩いの場所としてこの美術館を利用し、自然とアート作品に触れていることがとても自由で素晴らしく、また羨ましくも思った。そして無料での美術館開放が台湾のアートシーンの底上げに寄与してゆくことには疑いが無い。

館内を駆け回りながら美術作品に触れている子供達、施設内のパブリックアートを指差しながら笑って見ている子供達が未来のアーティストになってゆくかも。

「起始・永遠」展は一階のメイン展示室にて開催。東京都写真美術館での展示よりもゆったりと作品が並んでいます。

鬼海弘雄さんの作品(左)と百瀬俊哉さんとその作品(右)

亀山亮さんとその作品

北野謙さんとその作品

中藤毅彦さんとその作品

國立臺灣美術館 / National Taiwan Museum of Fine Arts
起始・永遠-日本清里攝影美術館典藏精選展 / From the Collection of the Kiyosato Museum of Photographic Arts : Beginnings, Foreve

2 thoughts on “Taichung 2018 #3

  • 益々のご活躍おめでとうございます^_^
    そして今年も誕生日おめでとうございます^_^
    遅ればせではありますが…

    • 毎年お祝いいただきありがとうございます。
      今年も写真学校の卒業生(元教え子)たちが祝ってくれました。
      いくつになっても嬉しいものです。

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