Bautzen, Germany 2019_3

Exhibition: Am Rand der Gesellschaft.
先日の記事通り、日本語にすると「社会の片隅で」と題された今回の企画展、Museum Bautzen の150周年記念展としてディレクターのJürgen Vollbrecht氏が、ドイツのハンブルグに個人美術館(Ernst Barlach Haus)もある著名な作家、エルンスト・バルラハ(1870〜1938)の作品を借り受けたところから始まる。
バルラハがロシア旅行中に見た路上生活者に衝撃を受け、多くの作品のモチーフにしていたことを確認したJürgen氏は、その作品群を企画の中軸に据えることを決定する。ついで、東西ドイツ合併後にドレスデン(旧東ドイツ)の街に溢れた路上生活者をモチーフにして、エッチングによる作品制作をしていたラインハルト・スプリンガー氏の作品を加え、さらに企画内容を熟考している最中、日本に留学していた息子のLucas君と共に東京に旅行に出かけた。その旅行の最中に多くの路上生活者を見かけたことからイメージが膨らみ、私の写真作品を加えて展示する事に繋がったのです。
最初にJürgen氏からオファーを頂いたのが去年の4月だった。それから1年半の時間をかけて実現した今企画展は私的にも大変満足いくものとなった。ぜひ多くの方に見ていただきたいですがなにせ遠方ですので、その展示内容を少しだけこちらにて紹介いたします。

エルンスト・バルラハ – Wikipedia
エルンスト・バルラハ・ハウス
Museum Bautzen

現地メディアから取材を受けております。

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