写真が僕を熱くする3

先日の日記、なんとなくドラマチックな所で筆を置きましたが、後日談。

昌都から40キロほど歩いて、小さな村で安心して休憩。
そこへジープに乗った公安員がやってきて、名前を呼ばれた。
連絡を受けた隣町の公安が捜索に出ていたようだ。
「お縄ちょうだい」
僕の逃走劇はあっけなく幕を閉じた。

苦労して歩いた道をジープで連れ戻され、昌都公安局でコッテリとしぼられ。
一週間の再拘束の後、厳重ガードのもと一路成都へ。
チベット双六は、ふりだしから再挑戦と相成りました。

あいかわらず間抜けな顛末ですが、一瞬だけでも旅の自由を感じることが出来たのはよかったよ。

鈍臭くても、格好悪くてもいい。
転がり回り、這いつくばり、泣いて笑って写真撮りたい。
写真が撮れればそれでよし。

そんなことを実感させてくれた写真集でした。
サンキュウ!

当時の手帳。公安員との熱いやりとり。

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