「Daejeon Internationai Photo Festival 2025」のオープニングレセプションとアーティストトークに参加するために、2018年の写真展「日本未来線」以来7年ぶりに韓国に行ってきました。韓国はSeoulと、近郊の町である河南には行ったことがあるのだが、Daejeon(大田市)は初めての訪問。たった二泊だけの短い滞在だったのですが、フォトフェスティバルと大田市の街の雰囲気をこちらで紹介させていただきます。
フェスティバルのメイン会場である Daejeon Artist House, Arts Center は特徴的な外観の新しい建物。このフェスティバルは去年が初めての開催だったらしく、その時はこちらの会場で Martin Parr氏 や森山大道さんが展示していました。Wikipediaによると大田市の人口は144万人で、韓国の都市の中で5位の規模らしい。
写真中央の人物が実行委員長の Jeon Jae-hong氏。その隣には写真家の瀬戸正人さん。瀬戸さんは今回は清里フォトアートミュージアム館長として来られていました。
今年の Daejeon Internationai Photo Festival のメインテーマは “Cities and Humans”. 拙作 “Tokyo Circulation” はまさに「街」で「人」を撮っているので、このテーマについて作品が選ばれたことが単純に嬉しい。
レセプション会場の中庭を取り囲むようにデザインされたギャラリー。なので壁面が丸くカーブしている。広い会場の上、各作家の展示スペースも独立しているので。余裕を持ったレイアウトでの展示をゆっくり鑑賞することができる。
1m程に大きく引き伸ばされたプリントで自作 “Tokyo Circulation” を見るのは広い会場ならではでなかなか新鮮。
Michael Wolf の有名なシリーズ “Architecture of Density”. 超精密描写と平面的な構図を大きいサイズで鑑賞するのも良い体験。
中国からの参加は張曉(Zhang Xiao)。氏の写真集 “COASTLINE”、”They”、”Shanxi” の三冊は私も所有しているし、とても好きな作家です。
今回展示しているのは、氏の初期の作品である “Subdue” この作品は初見でした。
そしてメインテーマ展の会場のトリを飾るのは、私が昔から大ファンである WeeGee! 氏の作品の中でも一番好きなこのカットが大きく引き伸ばされて展示されていました。眼福!!
展示作品のすべてが素晴らしかった!
そして WeeGee といえばトレードマークの葉巻をくわえて Speed Graphic を構えるこのポートレート。カッコイイ!!
この会場では13名の作家の展示があったのですが、全ては紹介できないので残念です。ただ、私的には現地で見ることができたので幸運でした。