Daejeon Photo 2025_2

「Daejeon Internationai Photo Festival 2025」ではメインテーマの会場である Daejeon Artist House, Arts Center 以外でも、10の会場で展覧会が開催されている。滞在二日目は15時からアーティストトークに登壇する予定があったので、それまでの時間を利用してフェステイバルに参加しているギャラリーを見て回った。全ての展示を見ることは叶わなかったが、それでも6箇所のギャラリーを訪問して展示作品を見ることができた。以前のSeoulのギャラリーを見て回った時は、コンテンポラリーアート系の写真作品が多かった印象があるが、今回のFestivalのテーマが “Cities and Humans” ということもあり、参加作家の作品はストレートフォトがほとんどだった。

最初に訪れたのは街の中心部にある老舗ギャラリー “IGONG GALLERY“. 後で知ったのだが、このギャラリーでは以前、写真家の西村多美子さんも個展を開催されていたそうだ。

一階、二階がそれぞれ独立した展示スペースになっており、一階では Donggeun Lee氏の作品を展示。

二階では Taedong Kim氏の作品を展示。

New York の Korea Town や移民をテーマにした作品。見ごたえがある作品でした。ⓒ Taedong Kim

IGONG GALLERY から徒歩一分程度の立地の “Daejeon Gallery”. 大田市の公共施設のようで高い天井と広々したスペースのギャラリーです。

このギャラリーはメインテーマ展の第二会場で、Gihun Noh氏の作品と、

Hyojin Han氏の二作品が展示されていました。

“Colatek” と題された中高年が派手な衣装で集うダンスホールを題材にした作品。きらびやかで楽しい展示でした。ⓒ Taedong Kim

繁華街の路地裏に佇む小さなギャラリー、”Cultural Space Jucha”. ピンク色の外観が特徴的です。

「韓国で一番売れない作家」を自称しているという Gangsan Lee氏の作品を展示。低所得者の住居内で撮影されたポートレートは正統的ドキュメンタリースタイル。

ギャラリー内には段差があったり、天井には梁がむき出しになっていたり、作品と空間がマッチしていたと思う。

大通りの交差点の地下にある “Uyeon(Woo Yeon) Gallery” では清里フォトアートミュージアムのヤングポートフォリオ収蔵作家のグループ展が開催。

来韓してオープニングレセプションにも参加されていた児玉和也さんの作品。ⓒ Kodama Kazuya

L: ⓒ Kok Yew R: ⓒ Mumuko

L: ⓒ Takuma Imamura R: ⓒ Han Xue

遅い昼食を摂った後、そのレストランの裏で偶然見つけた “Gallery Hwani“. 韓国の米軍基地周辺をドキュメントした Kyun Hong氏の作品は見ごたえがありましたが、肖像権の問題で内部の撮影は不可でした。

最後に訪れた “Tan Gallery”. 雑居ビルの五階に所在しているので、DEAJEON PHOTOのサインボードがなければ絶対にたどり着けなかったと思う。

ビルの外観からは造像できなかったが、ギャラリー内はとてもキレイで天井も高く広々としている。こちらのギャラリーでは “Domestic Collaborative Exhibition” と題して国立近代美術館の収蔵作品展を開催していました。

ギャラリーのエントランスはカフェスペースになっていて、古いカメラがたくさんディスプレイされている。フェスティバルのWebsiteでは “Tan Gallery” と記載されていたが、看板は “Gallery THAAN” となっている。他にも表記が違うギャラリーがありましたが、アルファベット↔ハングル文字を表記替えする際に齟齬があるのでしょう。(日本語のカタカナ英語でも同現象が多々ありますが)
複数の地図アプリと翻訳アプリを駆使しながら、地下鉄と徒歩でギャラリー訪問したのですが、ハングル文字が読めないので苦労しました。あと、ギャラリー名や作家名でネット検索してもほとんど公式ウェブサイトなどの情報が出てこず、これも韓国のお国柄なのかな?とにかくギャラリー探しが大変だった。

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