UNFOLD 2019 Shanghai Art Book Fair:
今回参戦したブックフェア、個人的な戦果を申し上げると「完売」ではなく「完敗」……。スーツケース2個分、飛行機の預け荷物重量限界ギリギリまで持ち込んだ写真集はほとんどと言ってよいほど売れなかった。先月の台北でのブックフェアの成功体験があったので、意気込んで上海に乗り込んだのだったが、同じアジアのブックフェアでも国によって、また都市によって、そして各ブックフェアの嗜好性によって、受け入れられる本の違いが顕著だということを思い知らされた。そのことについては大変勉強になったし今後の作品制作にも参考にしたい。とまあ、個人的な売り上げは芳しくなかったものの、フェア全体としては大盛り上がりの大盛況! 出展ブースも初回の昨年よりも4倍ほどに膨れ上がり、入場者の行列も絶えず、会場内は常に人で溢れかえっていた。そして来場者のほとんどが20代の若者たちで、上海アートシーンの盛り上がりの現状を実感するとともに、将来のさらなる発展を予感しました。
UNFOLDの開催地である「M50創意園」。蘇州河沿いの廃倉庫と紡績工場跡をリノベーションしたアート複合施設で、広大な敷地に多くのギャラリーやアーティストのアトリエが入居している。
Venue No.1、海外のパブリッシャーの出展も多く、会場内は常にこのような人の入り。
Venue No.2、手作りのZINEや雑貨などポップでカラフルな作品が所狭しと並んでいる。
我々が出展していたVenue No.4、全体で180以上の出展ブースがあるのでお客さんも全部を見て回るのは大変です。
各会場前はいずれも長い行列ができていたが、スタッフの人の捌き方が上手く会場内が混乱することはなかった。
土曜日の午後にもなると会場に入りきれないお客さんでM50内はこの混雑!トークショーを終えた宛くんが写り込んでいた。
今回、海外ブックフェアに初参戦のTPPG新メンバーの坂本陽(ミナミ)。ブース設営中に早速1冊売れました!
今回共同出展したSTAIRS PRESS/TAP GALLERYの中野くん、ブース裏は在庫や雑多な荷物で溢れかえっています。
慣れない英語で接客するミナミちゃん。
僕の本も販売してくれているZEN FOTO GALLERYのブースにて、とんがったファッションのお客さんが多かった。
久しぶりに赤字イベントとなってしまいましたが、ここで得た体験はプライスレスです。
みなさんお疲れ様でした!ブースを手伝ってくれた胡さん、唐ちゃん、メイメイちゃんにも感謝!
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