“Tokyo Strut” Making Process, Part 2

Dummy Book:
ある程度見開きのレイアウトやシーケンスが決まったら次の段階、ダミーブックを作る。今回制作しているのは、ZEN FOTO GALLERYよりシリーズで出版している定型の写真集なので、判型は200mm×200mmと予め決められている。また装丁も上製本のPP貼りと統一されているので、それをイメージしながら実寸で出力していく。使用する紙はコピー用紙という簡易的なもの。とりあえずページを捲ってみてシーケンスのリズムと言うか読了感の確認さえできればよい。最初のページから最後まで何度も通して確認して、違和感があったらページを移動させたりまた張り替えたり。最終的には編集者やデザイナーと相談して決定するのだが、ここまでのプロセスはなるべく自分でやる癖がついている。いままで自身のギャラリーで連続展をしていたり、自費出版のZINEを多数作って来た経験からだろうか。端的に言えば好きな作業なので苦にならないのが実際のところ。小部数とはいえ商業出版なので様々な制約があるわけだが、少なくともダミーの段階では自分の好きなようにできるのもよい。とりあえず勝手に8頁折りの22台(176頁)を想定してダミーを作ってみた。(後に12頁折りと言うことが発覚して、168頁になりました)

有元伸也新作写真集「Tokyo Strut」は ZEN FOTO GALLERY より6月21日発売予定です。

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