PhotoONE 2025; After Party:
Photo FairとPhotobook Fairは明日12日まで続きますが、Portfolio Reviewのプログラムが終了した5月11日はアフターパーティーが執り行われました。…と、ここでトラブル発生!
ブックフェアの時間が終了した19時過ぎ、ブースの店じまいを完了して事前に案内されていたお店に向かうと、店の前の歩道に人が溢れている。どうやら予約していた店がオーバーブッキング、というか完全に予約を忘れて普通にお客を入れていたようだ。先に到着していたレビュワーの方々は既に空いていた席で飲み始めているし、他の席は一般のお客さんで満席状態。それでもPhotoONE関係者が続々やってきて、着席できずにどんどん店の外に溜まっていく。(ちなみに同時刻、TPPGメンバーの坂本は絶賛迷子中)この状況を誰がどうやって収めるのか?そう思っている刹那、この店のあるブロックが突然の停電!店内も厨房も真っ暗になり、当然調理などもできない状態。まさに泣きっ面に蜂!台北在住の方がネットで停電の復旧時間を調べてくれたが、どうやらこれより2時間は停電が続くらしい。灯りの消えたた路上では相変わらず雨が降り続いていた。
先に着席していたレビュワーの方々は、イマイチ状況が飲み込めていないようでした。なぜ他の人達は来ないのかな?といった感じ。
突然の暗闇の中、ちょっとハイテンションになり、一般のお客さんと乾杯するヤンさん。
非日常空間で謎の盛り上がりをみせる人々。ヤンさん以外はたまたま居合わせた全然知らない人です。
この店だけでなく隣と向かいの2ブロックほどの全体が停電しているようだ。歩道上には店に入れない関係者が大勢滞留している。このまま打ち上げはご破算となるような予感が漂う…
ここで沈さんがファインプレー!近所のお店を駆け回って、新たに全員が着席できるお店を探してきてくれた。既に乾杯を済ましていたレビュワーの方々含め、徒歩で五分ほど離れた店に全員で移動。
PhotoONEディレクターの沈さん。この状況を収められるのはやはり彼しかいない。一体何軒の店を駆け回って交渉してくれたことだろうか。その苦労は計り知れない。
「予約無しでいきなり70人が入れるお店が東京にありますか?」自信と誇りを持ちながらも力なくそう話してくれた沈さん。本気でお疲れ様です!沈さんとも決して短くない付き合いになってきたが、このような表情を目にしたのは初めての事です。
沈さんのおかげさまで、打ち上げは盛り上がりをみせる。こちらは不思議なツーショット。賑やかなヤンさんと物静かな小林紀晴さん。相反する性格と見た目のお二人ですが、共に東京工芸大学の卒業生。(学年は違いますが旧知の仲)
ギャラリー街道からブックフェアに参加していた佐藤春菜さんと、赤々舎から参加していた林詩硯さん。現在は台北在住の林さんは東京藝大の卒業生。日本在住時の2022年にはTPPGで個展「針の落ちる音」を開催していただきました。2024年には赤々舎より同名の写真集を上梓。今回のポートフォリオレビューでも私の通訳を流暢な日本語で行ってくれました。感謝!
なにはともあれ再度乾杯!
トラブルこそ有りましたが、記憶に残る忘れられない夜になりました。